生産品目一覧
渡辺農園では、”神仏用枝物”として知られるシキミ、サカキ、ホンサカキの栽培を行っております。
これらの植物は仏事や神事といった重要なシーンで使用されるため、丁寧に扱うと共に品質の高いものを生産できるように努めています。
感謝と敬意を持ち、お客様が大切な場面で安心してご利用いただけるよう、渡辺農園は心を込めて育てております。
シキミ(樒)
シキミは、葬儀や法要などの仏事で使用される植物の一つです。
樒は仏教と密接な関係があり、仏教の儀式や供養の際に、葬儀場に飾られたり(門樒)供花や花輪の代わりとして用いられます。その清々しい香りは魂の安らぎと浄化を象徴し、故人への感謝と供養の気持ちを表すと言われています。
葬儀の際に遺族が手向ける他にも、お寺や仏壇でも使われ、仏教の儀式に欠かせない重要な存在なのです。
サカキ(榊)、ホンサカキ(本榊)
サカキは常緑樹で、つややかで厚みのある葉が互生し、縁には鋸歯(きょし)がなく、表も裏も無毛で長さが約8cm前後と大ぶりです。この美しい葉を持った枝は玉串(たまぐし)として神事に用いられます。
神事においては、サカキの枝を手に持ちながら神前に参拝し、神々への敬意を表し、神聖な場を清める意味が込められています。
サカキは日本の伝統的な信仰と文化において重要な植物であり、神々との結びつきを象徴する大切な存在として知られています。